欧米人と日本人の咀嚼運動は異なっています。
当院では日本人の咀嚼、またそれぞれの患者さんの持つ噛み合わせを尊重して治療を行います。
噛み合わせが悪いと体のいろいろな箇所に悪影響が出るという話は世間一般にも広まっていますが、噛み合わせを崩すきっかけのひとつに良くない生活習慣や食生活があり、その結果体に悪影響が出るということは意外と知られていません。
たかが生活習慣と思うかも知れませんが、ちょっとした生活習慣の乱れから、負のスパイラルにはまっていくこともあります。
また患者さんの中には、プライベートでショックな出来事に遭遇し、その影響で姿勢が変わったために顎のポジションがずれて、今迄のかみ位置と変わってしまい、歯が痛くなるという方も少なくありません。
小さな虫歯治療でも患者さんそれぞれの顎の動き、また日本人の咀嚼を考慮して治療することの積み重ねが、噛み合わせの不具合から身体の健康を損なわせず、また患者さんのQOLを向上させると考えております。