ホーム 虫歯/歯の根の治療 虫歯/歯の根の治療 歯の痛みの原因の追及 虫歯や歯周病に端を発する痛みが割合として多いのはもちろんですが、それ以外の要因から歯が痛み出すことも少なからずあるのです。 たとえば、 「体調が悪くしばらく寝込んでいた」とか、 「引っ越しをしたばかりで新しい環境に馴染めていない」とか、 「自宅でテレビの位置を変えたことで体をひねったままテレビを見ざるを得ない」など、そんな些細な変化であっても口の中に症状が出ることもあるのです。 当院では、口の中に原因が無いのに歯が痛み出したら、歯以外の箇所にも痛みの原因を追究します。 それらを考慮して診断を行う事が、最小限の治療介入につながると考えております。 神経を保存することの大切さ 歯の中には神経があります。神経を失わない事は歯の寿命にとって非常に重要な事です。神経を失った歯は変色して脆く(もろく)なります。 歯の神経を失わないためには、予防が大切であることはもちろん早期の虫歯治療を行うことが重要です。残念ながら神経を失わざるをえない程虫歯が進行していた場合、通常神経を抜いて根管治療(歯の根の治療)を行わなければなりません。当院ではその前に患者さんが望まれるのならMTAセメント(保険外治療)というお薬を使い大切な神経の保存につとめております。 MTAセメントとは、近年歯科治療に使用されるようになったセメントです。強アルカリによる殺菌作用で細菌感染を防ぎます。虫歯を除去して歯髄(歯の神経部分)が表に出てきた時、MTAセメントでその部分を覆い蓋(フタ)をすることにより、外部からの刺激を遮断するとともに、神経を抜かずに保存できます。 49,500円(税込み)デメリット:全ての症状に対応できるわけではない変色する場合がある 11歳の男の子 従来であれば、虫歯が進行していて神経を抜かなければならない歯でしたが、11才のお子さんの今後の人生を考えると、MTAセメントを用いて神経を抜かずに治療を終えることができたことは大変有益だったと考えます。 方法:虫歯を取り除き、MTAセメントで蓋をして歯の神経や血管を保護する治療 治療回数:2回 デメリット:全ての症状に対応できるわけではない 変色する場合がある ※小児の保険適用範囲内に加え、助成金適応の為費用は掛かっておりません。 精密な詰め物、被せ物の作製 目的は、 でき上がった補綴物の調整量を少なく患部に装着するため 歯との段差が少ない補綴物を作成し磨きやすく、汚れをつきにくくするため 治療時間を短縮できるとともに2次的な虫歯になる可能性を低くするため 保険診療でも良質な材料を使用しているのは、「適合の良い補綴物を装着し、患者さんに喜んで頂きたい」という当院の考え方です。 前歯の被せ物(クラウン) 治療期間 約3ヵ月(根幹治療、仮歯での調整期間含む) 費用 176,000円~220,000円(税込み) メリット 金属アレルギーの心配がない・審美性に優れている デメリット 歯質の切削量が多い・割れることがある 前歯のラミネートベニアとオールセラミッククラウン(被せ物) 治療期間 1年半 (小矯正・審美的な外科処置含む) 費用 814,000円~990,000円(税込み) メリット 審美性の改善、歯質の切削量が少ない・歯の形態を改善できる デメリット 歯を削る・被せものよりも過剰な力に対して脱落するリスクあり マイクロスコープを使った治療 当院では精密な治療を行うためドイツ・カールツァイス社製のマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を設置しております。 視力の6~36倍で患部を確認、処置する事により診断と治療の精度の向上に努めております。 根管治療について 残念ながら神経を失ってしまった場合、歯の根の中の汚れをきれいにしなければ根の先端に膿みが広がり、顎の骨を溶かし咬むと痛いといった症状がでることがあります。マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用することにより、原因の一つである根の中の汚れを除去する際の精度が向上しました。 根管治療の症例 歯の根の先にできていた膿の袋を、マイクロスコープを用いた根管治療により改善した症例です。 治療期間 期間約2カ月 メリット 根の先の膿の袋を縮小させる。 デメリット 感染した歯質を除去していく為、歯自体の強度は落ちる。 費用 初診時からのレントゲンや清掃も含め約1万円