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2021年11月21日 日曜日
口腔がんセミナーを受講しました!
こんにちは。歯科衛生士の中村です。
先日、(株)HITS PLAN主催『見逃してはならない口腔がん』セミナーを受講しました。
東京歯科大学名誉教授 柴原孝彦先生の熱い講演は以前も受講しましたが、日頃臨床にあたる衛生士として、襟を正す気持ちになります。
口腔がんと言ってもピンと来ない方も多いかも知れません。
口腔がんは唇から、口蓋垂(のどちんこ)までにできる悪性新生物です。
赤や白、黒色のできものなどが2週間以上治らない時や、痛みや腫れ、しびれなどは注意しましょう。
(舌の脇腹が好発部位)
以前は65歳以上の男性に多かったのですが、現在日本は男性だけでなく低年齢化し、増え続けているのが問題です。
罹患率は大腸や胃に比べて低いものの、進行してから発見されることが多く死亡者数が上がっているそうです。
がん発症のリスク因子として、食生活や生活習慣、ウイルスがありますが、
それに加えて口腔がんには慢性的刺激があります。
慢性的刺激とは、たばこや過度な飲酒、合わない入れ歯、尖っている歯や詰め物、歯並びなどです。(舌や頬粘膜を刺激)
もちろん虫歯を放置したり、衛生不良は良くないですね。
当院では粘膜検査が補助的にできる、蛍光観察装置を導入していますので、
またのブログでご紹介したいと思います。
歯科衛生士 中村